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Column
Vol.76 Brave 2004.12.6 up

「J-Ship Motor Festival2004
マーチングバンド」
 

 日本航空学園マーチングバンドが全国大会の関東地区代表に選出されました!やっぱりやりましたね〜。もの凄く嬉しいです! MICHIYO INABAがデザイン制作させて頂いたユニフォームを着て、航空学園滑走路で颯爽と演奏演舞なさる彼らを、先日の航空学園祭で拝見させて頂いたとき、昨年より動きがスマートで、音の切れが良かったように思いました。なんせ、その成長なさった勇ましい姿が、とっても嬉しくて、ご一緒した弊社後援会の皆様達と帰りに何度も乾杯したのですから(笑)。昨日、梅澤理事長にお祝いのお電話を入れさせて頂いたとき、思わず涙ぐんでしまいました! 小林先生も生徒達も、相変わらず真っ黒に日に焼けていたので、猛練習をなさったのでしょうね。本当におめでとうございます。全国大会優勝を目指して頑張って下さいね〜!

Vol.75 Otello 2004.12.6 up

「コモン・スレッズジャパン2004」
   俳優座と演劇集団円の役者さんを中心としたカンパニーが上演なさる「オセロ」を、先日拝見させて頂きました。いつもお世話になっているRabiSari (http://www.beravo.com)の和田啓さんが音楽監督で、松本泰子さんがヴォイス・音楽・音響担当。フランス、イタリアそれぞれ二つの劇場で公演を成功させた彼らの舞台はとてもダイナミックで刺激的でした。「オセロ」には「柳のうた」というベルディのオペラで有名な歌がありますが、それを啓さんが素晴らしい曲に仕上げていらっしゃって、泰ちゃんが澄み渡る美声で歌い上げる。イオン・カラミトルさんの演出も素晴らしかったし、オセロを演じる小山力也さんとイアーゴ役の立川三貴さんをはじめとするキャストの皆様達もそれぞれ個性的で迫力満点! きっとシェイクスピアも満足なさっていらっしゃるのではないでしょうか。ほんとライブはいいな〜。
「この世はみな舞台、人はみな役者」の精神で、自分を取り巻く総てをキャッチし、新しい発見をするぞ〜! そんな晴れ晴れしい気持ちで12月に突入!(笑)
Vol.74 Improvement 2004.12.6 up

「みずき祭」
 

 10月30日に東京田中短期大学みずき祭で、中国で披露した「一衣帯水」ファッションショーの服の数を増やし、演出も美術も変えて、学生達がTCホールで発表致しました。中国から帰国後、本番の前日まで服作りとリハーサルに立ち会わせて頂きましたが、低予算のなか、みんな力を合わせて頑張っていましたね〜。ファッションのプロを目指す若者達がそれぞれの思いを胸に抱き、ぶつかりあいながらも少しでも前進したいと願う気持ちが痛いほど伝わりました。単なる文化祭のりだけでは、何の結果も表せないよ〜! と伝えるためだけに私は存在していたように思えます。
 当日ホールを満員にして下さった同窓会、卒業生の皆様、そして外部の皆様が揃って「今までになくレベルアップした素晴らしいショーでした。」とおっしゃって下さった事は本当に嬉しく、学生達の未来に繋がる有り難いお言葉です。我々教える側は、毎回レベルアップを考えていかなくてはならないですね。

Vol.73 神田明神 2004.12.6 up

「コモン・スレッズジャパン2004」
   10月15日に神田明神で開催されたコモン・スレッズジャパン2004。主催者さんの熱い思いに心を動かされ、MICHIYO INABAも参加させて頂きました。コモン・スレッズジャパンとは、まず特定非営利団体活動法人 難民を助ける会からいただいた着物をデザイナー達の創造力によって新たな価値を加え、生まれ変わらせます。「江戸文化」の象徴である神田明神で、ファッションショー形式のイベントとして披露し、その後ビッダーズで作品のオークションが開催され、Webとケータイから参加することができます。そしてコモン・スレッズジャパン2004の収益金は、全額、特定非営利団体活動法人 難民を助ける会に寄付し、アフガニスタンの地雷対策活動に活用されます。 http://www.bidders.co.jp/ct/index.html
 今の時代にファッションデザイナーとして何か社会貢献できないかと、日々考えている自分の気持ちと、時間とのタイミングが一致すると、面白い事が出来ますね! とても楽しかったです。当日ショーをご覧頂いた皆様、オークションにご参加下さった皆様、一緒にご参加下さった企業やデザイナーの皆様に心より感謝申し上げます。
Vol.72 happiness 2004.9.21up

「一衣帯水」
 

 7月8月と本当に修羅場状態でしたが、お陰様で9月10日に、中国の杭州にある紹興市で開かれた『国際紡績交易大会』のメインイベントとしての、“日本の学生によるファッションショー”は大成功でした。
 ショーのメンバーは、私が客員教授を務めさせて頂いている田中千代学園・東京田中短期大学の、学生21人と先生方19人で、“海によって隔てられているが、大変近い関係にある”ことを表した『一衣帯水』がテーマでした。一衣帯水は、日中両国の首脳たちが公式に挨拶するときによく使われる親近感の代名詞のような言葉です。しかし、中国側の若いスタッフ達には理解していない人たちが多かったので、「台風のように勢いのあるイメージがテーマです」なんて伝えましたら、本番はなんと台風に直撃されて、まさに一衣帯水!日中ともに仲良く濡れてしまいました。とはいうものの、ショーの時間だけは雨が上がったのですから、ミラクルとしか言い様がありませんでした。
 7日から12日まで中国に居ましたので、11日の誕生日は学生達や先生達、クルーの皆さんも一緒に、ホテルの前のちょっと危なそうな店でカウントダウンで祝って頂きました。やっぱり海外での誕生日はテンション上がりますね? ホテルまで大騒ぎの笑い声が聞こえたらしく、寝ていた学生達も起きてきて参加してくれました。何処にいても迷惑な「お祭り人間気質」は、いくつになっても治りませんね〜。(苦笑)

Vol.71 spiral sleeve 2004.7.5up

「LADIDA」
 

 9月開催の中国・紹興市のファッションショーに向けて、生徒達のデザイン画も選出され、パターン制作からトワール制作に入り、中国から送られてくる生地を待つのみの人が増えてまいりました。日本の生地は旭化成せんい株式会社様から、ご協賛を頂戴することになり、使用させて頂くベンベルグとラムースの、カラーと用尺を本日提出させて頂きました。
  学生の身で高級素材をふんだんに使用させて頂ける事は本当に勉強になりますので、とても有り難いことです。学生のうちから良い素材を使い、より良い作品を一点づつ丁寧に制作して頂きたいと思うのは、近い日本の未来に使い捨てではなく、いつまでも大切に着られるような愛のある服が巷に多く生まれて欲しいという切なる願いがあるからです。いい加減に作られている服は、やっぱりいい加減な気持ちで購入するので、直ぐに飽きてしまう。人間関係も同じですよね!愛を感じる人とは、いろいろなハプニングが起きたとしても、永く付き合っていけるでしょ?ファッションも同じで、流行が終わったとしても、またいずれ、やってくる流行に復活できるアイテムは"本物"だけですからね?。面白いよね、こんなスパイラル!時間軸にしたがってトルネードしているのが、もしも愛なら、ファッションはソフトとして完璧?(笑)

Vol.70 一衣帯水 2004.6.4up

「LADIDA」
 

 お陰様で4月より、学校法人田中千代学園東京田中短期大学の、客員教授に就任致しましたことを皆様にご報告申し上げます!
 日本最初のデザイナーとして、皇后陛下のお召物のご相談にあずかっていた、田中千代氏創立の東京田中短期大学の学生達を、稲葉みちよが監修し、今年の九月に中国で開催される、国際紡績交易大会のメイン・イベントであるファッションショーのテーマを、「一衣帯水 〜Fascinate Factory〜」と致しました。会場は、紹興酒と中国最大の紡績市場を持つ紹興市。その紹興市と科学技術協会が主催となり紹興市の市長が200社以上のアパレル関連会社と、世界のプレスを集結させる運びですので、日中ともに、ファッション界の革命的なイベントになる事と願っております。『そろそろゲームの世界と同じように、ファッションの世界も、学生達がビジネスを出来るチャンス到来なのではないか?』と、考え、サブテーマである「〜Fascinate Factory〜」(魅了する工場)という意味に込められた、学生ブランドの立ち上げを目標としております。
 中国紹興市&東京田中短期大学&MICHIYO INABAの、三位一体のコラボレーションが、いま実現しようとしています。皆様には今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

Vol.69 picturesque 2004.4.23up

「LADIDA」
 

 先日、駐日モンゴル国特命全権大使Dr.Z.バトジャルガル閣下にご招待頂きまして、モンゴル大使館でアイラグ(馬乳酒)を味わう会に出席させて頂きました。
沢山のモンゴル家庭料理でのおもてなしに大感激!乳製品の知識が少ない私にとって、驚きの連続でした。1杯目はツーンとくる酸味に「あっ。飲めないかも?」と思いながら2杯3杯と頂いているうちに飲み干してしまう。そんな不思議な魅力。
 モンゴルの伝統的なミルクティー「スーテーツァイ」にもビックリ。だって塩味ですよ!でもこれは1杯目から病み付きになるまろやかさ。遊牧のモンゴル族が数百年前から飲み続けているお茶で、ドォゴイ ボルン タイ ツァイと呼ばれる固いレンガ状のお茶を砕き、ミルクと少量の塩を入れて煮込んでいます。だから牧草地帯で野菜不足の遊牧民にとって大切なビタミン源!厳しい環境の中で生活をしていく遊牧民が生み出した飲み物です。
 モンゴル岩塩も渋みが無く、まろやかな甘さがあるので、早速使わせて頂いています。大使ご夫妻をはじめ、大使館スタッフの皆様の温かいお心遣いと、モリンホール(馬頭琴)の演奏に心から感激致しました。
次の朝、目覚めたら大使から頂戴したモンゴルウォッカと、ゴビ砂漠の砂のフレームが机の上に置いてあり、昨夜に帰国したような錯覚に、またまた感激!次回はモンゴルのゲルの中で目覚められたら…と考えただけでもワクワクします。一緒に行ってみたいと思いませんか?

Vol.68 身体知 2004.3.28up

「TERRA」
 

 昨日はNHK情報ネットワーク情報化メディア懇談会で、「身体を包みこむだけでなく(ファッションは時代を装う)」というテーマを、チーフ・プロデューサーの加藤和郎先生から頂戴し、1時間20分の講演を務めさせていただきました。
 ご出席された皆様、誠にありがとうございました。
 私の前に講演をされた先生が、慶應大学大学院の政策・メディア研究科教授・工学博士の古川康一先生で、「名人芸をデータマイニングする(身体知の科学的解明)」をテーマに、ご自身のチェロ演奏もご披露、研究の成果をとても分かりやすく、解説して下さいました。
 素晴らしいチェロの波動にリラックスをさせていただいたお陰で、緊張もほぐれまして、自然体で講演が出来たように思います。
 マイクを前にすると、これまた身体知なのでしょうか?ペラペラと話したくなってしまうのです(苦笑)。
 身体が覚えていて、知らず知らずに目的に応じるように、自然に身体が動いてしまう。それが「身体知」。心も体もニュートラルにすることで、「こつ」を掴んでいけるという「暗黙知」のひとつなのですね〜。人間ってやっぱり面白い!

Vol.67 節句 2004.3.4up

「perigee」 
 

 3月3日の桃の節句の起原は平安時代だそうですね。
 昔の日本には五つの節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)があり、貴族の間で季節の節目に身のけがれを祓っていたそうです。
 その中の上巳(じょうし)の節句が桃の節句になったそうですよ。野山の薬草で身体のけがれを祓う厄除けが、後に宮中の紙の着せ替え人形で遊ぶ「ひいな遊び」に繋がり、紙人形を川に流して自分の身代わりに厄を引き受けてもらう「流し雛」になったそうです。そして、室町時代には豪華なお雛様を飾って宮中で盛大にお祝いをするようになり、いまの雛祭りにつながっていったわけですね〜。
 私も幼いのころから着せ替え人形に、バッチリはまっていましたが、着せ替え人形とひな人形との接点は少しも感じなかったですね〜。だってお雛様は着せ変えられないでしょ〜。
 でも確かに崇高な笑みが美しく、子供の手では脱がせられない怖さがありました。高貴な生まれの女の子の厄除けと健康祈願から始まった桃の節句が、今では庶民の間に定着しているとはいえども、災厄の身代わりを引き受ける守り神としての強さと威厳は今も変わらない。それは小さな女の子がたやすく触れられないと感性で伝わる崇敬の美なのでしょう。

Vol.66 rule 2004.2.17up

「Perigee」
 

 カナダではバレンタインデーに男性が女性にプレゼントを贈るそうですね〜。
 カードと薔薇(バラ)の花束で女性をディナーにお誘いするなんて、とってもロマンチックですけど、日本のように女性たちがウキウキしながらチョコレートをあれこれ選んでいる姿も可愛らしい!
 どちらにしてもバレンタインデーは楽しいものです。元町も、この土日はカップルだらけですごかったですよ〜。しかもMM線開通の相乗効果もありましたしね。お陰様でうちにも素敵なカップルがたくさんご来店くださいまして、お熱かったのなんのって(笑)。
 そして皆様、中華街のディナーへと向かうのでした。
 ところでヨーロッパで最初にテーブルマナーが出来たのがイタリアだって知っていました? 人間性の回復を目指したルネサンスの影響らしいのですが、食事時の礼儀作法が発達したのは何と14世紀。イギリスやフランスではないと知って、ちょっとビックリしましたが、さすが陽気なイタリア人。人生を楽しむ術を知っていますね〜。
 ルールがあるのがゲーム。ところで皆様、お熱いのはお好き?

Vol.65 節分	2004.2.5up


「Perigee」

 

 先月、私の大好きなNYで、1998年からずっと、うちの東京コレクションに出演してくれていた、大好きなモデルが亡くなった。体育会系の元気で明るい女の子で、いつもスタッフたちを盛り上がらせてくれていた。
 今こうやって文を書いているだけで涙ぐんでくる。2月1日、東京での告別式にスタッフのみんなとお別れを言いに行った。
 まるで眠っているような、美しい顔のそばに、白いカーネーションの花をそっと置いた。帰りは車の中で誰ひとり話もせず、泣きながら元町に戻った。
 元町はMM21線開通で、めちゃくちゃ混み合っていた。延び延びになって10年近く待ちに待った地下鉄が、やっと開通した。お陰でショールームは元町中華街駅から徒歩2分。お客様たちの喜ぶ顔が浮かんできて、深い悲しみと混ざり合い、ぐちゃぐちゃになった。
 告別式までの数日間には、あっちこっちにいるファッション業界の仲間たちと電話で連絡しあった。「明るく、ポジティブだった彼女の分まで、お互い元気に頑張ろう!」って励まし合った。
 そうだ。みんなが落ち込んじゃったら一番悲しむのは天国にいる彼女だ。と、かなり大きなショックを受けている自分に言い聞かせて、2月3日の節分の朝を迎えた。テンションを無理矢理あげまくっての、ラジオ出演のあと、スタッフと大声で豆まきをした。
 いままで本当にありがとう!貴女の分まで、みんな元気で頑張るからね!天国から見ていてね!!

Vol.64 羽衣	2004.1.20up

「Perigee」
 

 いま地球環境問題の解決に向けて「竹」が注目されているのをご存じですか?
 日本文化の象徴である「竹」は、今までの工業化では邪魔者扱いされていましたが、実は生育が早いので用材として使うのには、もってこいの資源です。しかも、すべて使いきることが出来る優れもの!
 木材の代わりや、工芸品。ご存じタケノコは美味しいし、竹油はやけどの薬。竹炭は除菌抗菌&消臭剤。
 弊社のショールームにも竹がたくさん使っていますが、目から脳に繋がりアロマテラピーのような効果を発揮しているように思われる。
 実はシルクと竹を混ぜ合わせた繊維なんていうのも開発されている。
 アジアでは中国や日本の東北が一大産地であるならば積極的に我々の衣食住に取り入れていけば、もちろん経済発展にも繋がっていきますよね〜。
 日本の文化的素材の一つをファッションに取り入れることをあれこれ考えているだけでも楽しくなってくる!
 昨夜、かぐや姫が夢の中で満月をバックに宙をヒラヒラ踊っていた。なぜか虹色の透けるシルクシフォンをまとい、まるで21世紀の天女のようだった。

Vol.63 LADIDA 2004.1.5up

「Perigee」
 

 新年明けましておめでとうございます!
 新春を迎え、サイト上から皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます! 2004年の幕開けはお天気にも恵まれて、とても気持ちが良かったですね〜。幸先よろしいのではないでしょうか〜。
 あっ、そういえば晴れ着の女の子が少なかったかな? 昔みたいに正月だからって美容院で着付けをしたり、セットしたりしなくなった風潮は寂しいですが、アトホームになった感じがしますね〜。
 それはそれで良いのではと思います。会社や学校が始まれば、新年会に明け暮れるのですから…。
 ところで昨年の暮れから、なぜか赤やピンクや鮮やかなイエローとか着てみたいと思いませんでしたか? それはきっと知らず知らずのうちに、心と体がハッピーを求めてしまうからですよ
〜。あまり深いことを考えずに直感に任せて2004年をご一緒に楽しみませんか?
 「馬鹿万歳!」最近の仲間うちでの合い言葉です。だから今年の春夏のテーマが「LADIDA」だったのよ〜ん(笑)。あっ、愛犬もご一緒にラディダしましょう!…
 こんな風に6日からオープンのMICHIYO INABAオンライン・ストアの宣伝も出来ちゃうネット万歳!みんな遊びに来てね〜!

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